2022.12.16
「絶対過敏期」というワードをお聞きになったことはございますか?
お腹の赤ちゃんにとってとても大切な数週間です。
赤ちゃんのために、ママやパパにも知っておいてほしい、気を付けてほしいことをお伝えします。
「絶対過敏期」とは、妊娠4週から7週までのことを指します。
妊娠4週から7週というと、「生理予定日を過ぎたかな?」という辺りから、妊娠した場合には病院に行って「胎嚢、心拍が確認できそうですね」と言われる頃です。
妊娠に気付き、病院で確定されるまでの約1ヶ月です。
実は、お腹の赤ちゃんにとっては、ママも妊娠を知ったばかりのこの約1ヶ月が「絶対過敏期」と呼ばれ、とても重要な時期なのです。
妊娠4週から7週前後は、お腹の中の赤ちゃんの重要な器官(神経・心臓・消化器官・手足など)が作られる最も大切な時期です。
妊娠を知ったばかりの時期に、既にお腹の中では一番重要な器官が急ピッチで作られています。
この時期に注意していただきたいのが「自己判断で薬を飲むこと」です。
薬によっては、お腹の赤ちゃんの器官形成に影響を与える場合があるとされます。
市販薬などは服用せず、必ず妊娠している(可能性がある)ことを伝え、かかりつけの医師や薬剤師に処方された薬を使うようにしましょう。
妊娠4週から7週頃は「絶対過敏期」と呼ばれていますが、その前後はどう考えられるのでしょうか?
【妊娠3週まで】は「無影響期」。まだ胎児の器官形成は開始されておらず、妊娠に気づかずに薬を飲んでしまう場合が多い時期です。
【妊娠8週から16週前後】は、「相対過敏期」「比較過敏期」と呼ばれることがあります。
胎児によっては、重要な器官の形成がこの時期にずれることもありますので、まだまだ薬の服用は慎重になさってください。
【 妊娠17週以降】は、「潜在過敏期」。
この時期、薬などの影響による奇形の心配はほとんどなくなるとされています。
生理予定日を過ぎた頃、もし妊娠していればお腹の中では赤ちゃんの重要な器官が作られ始めています。
妊娠の可能性がある場合には、できる限り自己判断での服薬などにはお気をつけくださいね。 このことはパパにも伝えておき、もしもうっかり忘れて市販薬を飲みそうになった時に声を掛けてもらえると安心です。
健やかな成長のためにぜひ知っておいてください。
絶対過敏期や相対過敏期ではつわり真っ只中。
とても体調が辛いのにお薬が飲めない・・・
なんて時には、まさに天使のたまごに頼ってください。
つわりには鍼灸施術が効果的です。
お身体が辛くて家から出るのもつらい方には、往診サービスも承っております。
仕方がない、、、我慢しなきゃ、、、と抱えるのではなく、赤ちゃんにとってもママにとっても過ごしやすい環境を作っていきましょう。