医学博士が監修! 妊活のポイント【妊娠検査薬の種類】 – 天使のたまご

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2023.02.25

妊活

医学博士が監修! 妊活のポイント【妊娠検査薬の種類】

「妊娠したかも?」と思ったら、まず初めに手に取るのが「妊娠検査薬」ではないでしょうか?


今はドラッグストアなどでもすぐに購入できる「妊娠検査薬」

そもそも、妊娠検査薬はどうやって妊娠を調べているのでしょうか?
また、妊娠検査薬には種類があるということをご存知でしたか?

妊娠検査薬とは?

妊娠検査薬とは、妊娠の有無を判定する目的で、尿中の女性ホルモン・hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)に対する反応を調べる試薬です。

一般的に市販されているものでは、採尿部を尿に浸す(かける)ことによって使用します。

どうやって妊娠がわかるの?

受精卵が子宮に着床すると、そのまま子宮内膜を保って着床状態を維持するために、黄体ホルモンの分泌を継続させる女性ホルモン・hCGが胎盤から分泌され、徐々に増えていきます。
このhCGは体外へ排出される尿中にも含まれており、妊娠検査薬は尿を検査することでそれを検出し、陽性の場合は変色反応を示す仕組みになっています。

妊娠検査薬には種類がある?

hCGの検出基準によって、妊娠検査薬は2種類あります。

妊娠検査薬のhCG検出感度は閾値20 – 100mIU/mLほど。

現在、日本国内で市販されている製品には
・検出基準が50mIU/mLのもの
・検出基準が25mIU/mLのもの

の2種類です。
検出基準が25mIU/mLのものは「早期検査薬」とも呼ばれ、第一類医薬品に指定されています。

通常検査薬

妊娠検査薬で感知可能な量(一般的に50mlU/mL)のhCGが妊娠4週目頃から分泌されるため、通常の妊娠検査薬は生理予定日の1週間後から使用可能です。
これより早く妊娠検査薬を使用しても、hCGの分泌が感知できる量に満たないため、正しく判断ができないとされます。

写真引用:㈱アラクス様

早期検査薬

早く妊娠の可能性を知りたい場合には、 hCGが25mlU/mLでも反応する「早期妊娠検査薬」を使用できます。
早期検査薬は生理予定日から検査ができると言われています。

写真引用:㈱アラクス様

妊娠検査薬の注意

妊娠検査薬は、「正しい時期に」「正しく使用する」ことで、99%の精度とも言われています。
ただし、妊娠検査薬で陽性が出たとしても、正常妊娠しているとは限りません。
正常妊娠以外で陽性が出る場合(異所性妊娠や直近で排卵誘発剤を使用したなど)もあるため、妊娠検査薬で陽性が出たら、正常妊娠かを確認するためにも、できるだけ早く婦人科やレディースクリニックを受診するようにしてくださいね。

天使のたまごで出来ること

ご妊活中の方は、ご不安な思いのある中で検査薬をご使用されることと思います。
天使のたまごではどのタイミングでも施術を受けていただけることが可能でございますので、少しでも心と身体がリラックスするお時間をつくっていけるように、寄り添い、丁寧な施術を提供できるよう務めております。

ご相談からでも承っておりますのでお気軽にご連絡くださいませ。