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2020.12.08

マタニティ 日下剛先生

ご出産の不安や緊張感はあって当たり前

正期産に入り、妊婦健診で『いつ陣痛が来てもいいですよ。』と言われ、ここまでたどり着いたというホッとした感覚と、来るべき陣痛に対する不安。

初産の方にとっては特に、「出産」という未知な出来事に不安を感じるなという方が無理な話です。

でも、お産は本来、安全かつ安心感と共に存在するものだと知っていましたか?出産に対して不安を感じるのは未来形を表現できる人間だけなのです。

多くの自然陣痛が夜間に始まるのは、過去、私たち哺乳類が恐竜の危険にさらされ、安心して活動できる時間が夜間に限定されていたからだと考えられています。

実際に、脳内に安心感がもたらされると、陣痛発来に必要なオキシトシンというホルモンの分泌が促され、円滑な分娩の進行にもつながります。

一方、不安や緊張がオキシトシンの分泌を妨げることもわかっています。

安産のためには、出来るだけリラックスして穏やかな気持ちで過ごすことが大切です。

この記事の監修ドクター 
日下 剛(くさか たけし)先生
産婦人科医、医学博士
1967年北海道生まれ。旭川医科医学部を卒業後、北海道大学大学院に在籍して産婦人科研修と医学博士取得。その後、湘南鎌倉総合病院産婦人科部長として勤務ののち、2016年5月から湘南鎌倉バースクリニック院長として、赤ちゃんに優しいお産の普及に取り組んでいる。