胎盤ができる前の赤ちゃんはどうやって栄養とっているの? – 天使のたまご

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2020.04.12

妊娠中

胎盤ができる前の赤ちゃんはどうやって栄養とっているの?

胎盤とは?

お腹の中の赤ちゃんは羊水に包まれているため、口から肺での呼吸や食事ができません。

そのため、胎盤という臓器に付いている絨毛を通して、赤ちゃんが成長するために必要な酸素や栄養をお母さんから届けます。

胎盤は子宮の中に作られる、血管がとても豊富な臓器です。ここでお母さんの酸素・栄養を赤ちゃんに供給します。16週ごろになると形や機能はほぼ完成すると言われてます。

胎盤の3つの役割

①胎盤の血流を通して酸素、水、栄養をお母さんから受け取る(呼吸器、消化器の役割)

②赤ちゃんの老廃物や二酸化炭素をママの血液中に戻す(排泄の役割)

③妊娠を継続するためのホルモンを分泌する(内分泌の役割)

胎盤は、赤ちゃんが生きるために必要な役割がたくさんある重要な臓器です。

胎盤ができる前は・・・?

しかし、受精卵が着床し、赤ちゃんが子宮に初めて来た頃は胎盤はまだできていません。

その時、赤ちゃんはどのようにして栄養を受け取っているのでしょうか?

実はお母さんの代わりに、赤ちゃんが栄養を受け取れる”お弁当箱”が存在します。

胎盤ができる前の赤ちゃんの”お弁当箱”とは?

こちらのエコーに映る胎嚢の中にある白いリング状のもの。
これが胎児のための栄養袋で、お弁当箱みたいなものです。

正体は“卵黄嚢”といいます。

精子と卵子が出会って受精卵になり、胎児に育っていくときにわかれてできます。ちょうど赤ちゃんのお腹にくっついてぶら下がっている感じです。

胎盤が完成するまでの間はこの卵黄嚢から栄養をもらって成長します。

ご妊娠2〜3週からはここで赤ちゃんの血が造られはじめます。(「病気がみえる vol.10 産科」参考)

“お弁当箱”はいつ確認できるの?

一般的には5週前半ごろに確認できるようです。
卵黄嚢は本当に小さく、確認できないこともあるそうです。

5週後半〜6週前半には胎嚢が大きくなり、卵黄嚢もはっきりと分かるようになります。胎児の成長とともに小さくなっていきます。

そして胎盤が完成する頃にはその役目を終え、胎盤と役割をバトンタッチをします。

完全に消える訳ではなく、その場に残り続けたのち出産を機に胎盤と一緒に流れ出てくるようです。

また、卵黄嚢が大きい場合は栄養が胎児にうまくいっていない可能性があるので、その時はお医者様の指示に従いましょう。

(引用:日本産婦人科医会 https://www.jaog.or.jp/lecture/5-%ef%bc%9c%e7%94%a3%e7%a7%91%e4%b8%80%e8%88%ac%e8%b6%85%e9%9f%b3%e6%b3%

妊娠初期はつわりの症状により、食事が思うように摂れず栄養の偏りにご不安になられる方も多いです。

赤ちゃんのためにたべなきゃ!と無理をせず、この時期は、卵黄嚢におまかせをして、お母様の体調を優先に食べられる時に少量ずつ小分けにしながらお食事を取りましょう。

妊娠中に特に必要な栄養素

さて、胎盤ができるまでは、無理に食べなくても大丈夫とういことがわかりましたね。
ここからは、妊娠中に特に重要になる栄養素をご紹介いたします。

葉酸、ビタミンB6、亜鉛、鉄、カルシウム、マグネシウムなどがあります。

葉酸

妊娠期の葉酸欠乏で神経管欠損症(NTD)や先天奇形の罹患のリスクが下がることが知られています。葉酸は、細胞の分裂や成長に欠かせず、胎児においては、脳の発育を助けたり、神経を作る働きがあります。ご妊娠前から妊娠12週までが特に摂取した方が良いとされています。

ビタミンB6

ビタミンB6は、胎児期および乳児期の脳の発達や、免疫機能にも関与しています。また、吐き気を抑える作用があり妊娠初期のつわりにも効果があると言われています。

鉄分

妊娠中は胎児にも酸素を運ぶ必要があるため、血液量は約1.5倍になると言われています。鉄は、血液の原料、そして酸素の運搬に必要なため普段より多く必要になります。

亜鉛

妊娠中、乳児期および小児期の体は、十分に成長・発達するために亜鉛を必要とします。胎児は毎日細胞分裂を繰り返していますが、亜鉛はこの細胞分裂を促すことが分かっており、母体に亜鉛が足りない状態では、低身長、低体重などのリスクが出てきます。

カルシウム・マグネシウム

カルシウムは妊娠中に胎児の骨と歯を形成する栄養素です。優先的に胎児に送られてしまうため、ママの体はカルシウム不足になります。骨粗しょう症になりやすいと言われている為、普段の1.5倍は摂るように心がけましょう。

またカルシウムの吸収にはマグネシウムも必須になるため、カルシウムを摂る場合はマグネシウムも意識してみましょう。

(母性看護学1妊娠分娩第2版参考)
(引用:満岡内科・循環器クリニック アンチエイジングのコツ )

妊娠中に必要な栄養素たくさんありますね。
必要な分をお食事の中で摂ることが難しい場合はサプリで栄養を補うことがオススメです。

赤ちゃんに栄養を届けるための2つのポイント

赤ちゃんの栄養源はお母さんです。
赤ちゃんに栄養を届けるには、欠かせない点が2つあります。

それはお母さんの、ご飯を分解して吸収する胃や腸などの消化器の働きと、栄養を運ぶ血流が行き渡っていることです。

しかし、妊婦さんはその2つをキープすることがなかなか難しいです。
ご妊娠中は、ホルモンバランスの乱れや、赤ちゃんによる内臓の圧迫、お腹の重さによる首肩腰、足などの全身の凝り、睡眠不足、また、現代の妊婦さんですと慢性的なストレスで両方ともキープできなくなってしまうこともあります。

これでは、せっかく赤ちゃんに必要な栄養を摂っても届けられなくなってしまいます。

食事管理や、ストレッチ、ヨガなどの改善方法はいろいろありますが、
本当にこれで合ってるのかな?
そもそもやる時間もなく、自分でするのも限界がある!
という方も、、、

ご自身で全て完璧には、そもそも無理に等しいです。
それでも赤ちゃんのためにどうにかしたい!というのもお母様だからこそのお悩みです。

そこで、オススメな方法がございます!

お母さんの栄養を届けるお体づくり

天使のたまごでは、赤ちゃんがすくすく大きくなれるように、赤ちゃんに栄養を届けるお母様のお体づくりをサポートをさせていただいております。

産婦人科医様の監修のもと鍼灸や指圧、オイルマッサージを組み合わせた治療プログラムで、お1人お1人に合わせてケアをさせていただきます。

鍼灸には自律神経を整える力、指圧とオイルマッサージにはストレスを緩和させる力があるので、赤ちゃんに栄養を送りやすいように内臓の調子を整え、血のめぐりを良くする効果があります。

またリラックスいただくことで、子宮に血流が行くように働きかけるホルモンも出やすくなります。

施術後は、的確な妊娠中の過ごし方やセルフケアお伝えさせていただいたり、

どのサプリが安全かわからない!というクライアント様の声にお応えさせていただいた、ドクター監修のサプリメントもご紹介いたりしております。

妊活〜ご妊娠12週の方に必要サプリ
RICH FERTILITY<葉酸サプリ>

ご妊娠13週〜産後の方に必要サプリ
RICH MATERNITY<鉄分・乳酸菌サプリ>

ぜひ、お母さんと赤ちゃんと心身ともにリラックスしながら、お身体作りをしていきましょう。

まとめ

もう一度言いいますが、赤ちゃんの栄養源は、お母さんです。

酸素や栄養がしっかり届くと居心地の良い子宮になり、それは安産のための身体づくりにも繋がります。

ママ自身の生活が赤ちゃんの成長・発達に直結します。赤ちゃんにとって良い胎内環境を作れるのはママだけなので、できることから取り入れてみてくださいね。