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2021.09.17

妊娠中

妊娠中のお腹の張り、どんな時に起こるの?その対処法は?

お腹の中の赤ちゃんを守る子宮は筋肉で出来ています。
普段ママがリラックスしているときは、この筋肉はやわらかく緩んでいますが、動いたり何らかの刺激によって筋肉が緊張し、「キュッ」と硬くなることがあります。
これを医学的に「子宮収縮」、一般的には「お腹の張り」と言われております。

どのような状態をお腹が張っているというの?

お腹が張っているときの状態は妊娠周期によって変わっていき、感じ方もさまざまです。
周期ごとに分けて詳しく見ていきたいと思います。

  • 妊娠初期(~妊娠15週)
    この時期のママは 「お腹がパンパン」「便秘が1週間続いたようにかたい」と、感じることがあります。
    初期はまだ子宮が小さく、生理的な収縮も少ないのでお腹の張りを感じることは少ないといえるでしょう。あるとすれば、下腹部の違和感や重さ、胃腸のすぐれない痛みとして感じることがございます。この時期の子宮はすごい速さで大きくなり、子宮の筋肉も同じように大きくなり伸びていきますので、違和感を感じてしまいます。また、子宮を支えている靭帯や広間膜も引っ張られてしまうため痛みを感じることもございます。このような違和感や痛みは妊娠全期間を通してありますが、妊娠初期に最も多く感じられるでしょう。
  • 妊娠中期(妊娠16週~27週)
    お腹の少し目立つようなるこの時期は、 「子宮がキューとかたくなって、手で触ると子宮の形がわかる」「風船がふくらんだみたい」 と、子宮の形も分かりやすくなります。
    ママのお身体も赤ちゃんも落ち着く安定期といわれるこの時期は、お腹の張りも安定しております。この時期の張りは、体調が良くなり活動的になったことで起こる生理的なものが多く、少し横になると収まる場合がほとんどです。
  • 妊娠後期(妊娠28週~40週)
    周りの方からも妊婦さんだ!と気づかれるこの時期は、「お腹がカチカチ」「石のようにかたく感じる」と、感じやすくなります。
    お身体がお産に向けての準備をしていることもあり、張りを一番感じる時期でございます。多くの方は、子宮が収縮してお腹が板のようにかたくなるのが外からでもはっきりとわかりますので、自分でも触って確かめることができます。

お腹が張る原因は?

お腹が張る原因は大きく分けて4つございます。

  1. 子宮の収縮 
    普段の子宮はやわらかく緩んでいる状態ですが、ママがたくさん動いたり、疲れたり、働き過ぎることにより、そのことが刺激となり子宮の筋肉が収縮することがございます。これを「張り」として感じているのです。
    また、妊娠したことだけでも不規則で痛みを伴わない子宮の収縮が生理的に起こります。これをブラクストン・ヒックス収縮といい、朝起きたらお腹が張っていたというのはこの場合がほとんどといわれております。

  2. 子宮の増大と子宮を包んでいる膜の膨らみ
    子宮の大きさは通常約50mlの容積ですが、妊娠してから出産に至るまでに約4リットルもの容積になります。
    これは鶏の卵大から大きなスイカに変化していくようなものです。
    子宮そのものの増大と、子宮を包んでいる膜が膨らんでいくときの突っ張り感が、「張り」となって感じられます。

  3. 子宮を支えている靭帯が引っ張られる
    子宮の増大とともに、子宮を支えているさまざまな靭帯が引っ張られることがあります。これがおなかの「張り」として感じられます。

  4. 皮膚の突っ張り
    子宮が大きくなることで、体の皮膚表面も同じように膨らんでいくため、突っ張るように感じられることもあります。
    この張りは医学的には何の影響もありません。
    しかし、急激に大きくなるためお腹のあたりに妊娠線ができてしまうことがあります。ですので、妊娠線の予防は初期から必要になります。

(参照:佐藤クリニック

危険なお腹の張りと、生理的(安全)なお腹の張りの見分け方は?

妊娠中期から妊婦さんの多くはお腹の張りを体験します。
お腹が硬くパンパンになった状態をいいますが、一時的なもので様子を見ていいものと、直ぐに病院の受診が必要なものがございます。

生理的(安全)なお腹の張りについて

子宮は筋肉でできている為、赤ちゃんの成長に伴いグーっと筋肉が伸ばされます。ですが、一時的に元に戻ろうと子宮が収縮し緊張することで、「張り」として感じることがございます。
妊娠29週以前は1時間に2回まで妊娠30週以降は1時間に4回まで
がお腹の張りの1日の目安でございます。

安全なお腹の張りは数分間で治ることが多いので1時間くらい横になる・座るなど少し休んで様子を見てみてください。少し休んでお腹の張りが治る、胎動が感じられるなど、このようお腹の張りであれば次の健診まで様子を見ても問題ございません。

危険なお腹の張りについて

妊娠29週以前は1時間に3回以上
妊娠30週以降は1時間に5回以上
の長く強めのお腹の張りがある場合は注意が必要です。

子宮の血流が悪くなっていることや、感染など子宮環境の悪化などが考えられ、37週以降のお腹の張りに関しましては、お産の準備が始まりますので子宮収縮が起こる事でお腹が張り、子宮口も開いてきます。
37週以前のお腹の張りに関しましてはまだ赤ちゃんの準備が整っていない状態での子宮収縮になりますので、流産・早産へつながる場合もございますので、なるべく早く産院へ連絡して指示を仰ぎましょう。
具体的には次のような症状がある場合は危険な張りの可能性があります。

①30分以上安静にしても治まらない
②動けないくらいの痛みがある
③出血がある
④張る間隔が規則的で徐々に短くなっている

(参照:たまひよ市川医院)

お腹が張っているときの対処法は?

  1. 楽な姿勢で安静に 
    まずは横になることが大切でございます。横になれない場合は椅子に座るなど、とにかくお身体が楽な格好でしっかり休みましょう

  2. 身体を温める 
    身体が冷えていますとお腹の張りが起こりやすくなりますので、普段から身体を温めましょう。
    秋冬はお腹を温める腹巻きやレッグウォーマーなどで寒さ対策を行うのもいいかもしれません。夏は暑くて冷たいお飲み物を飲みたくなりますが、常温のお飲み物を飲むようにしましょう。

  3. お腹を締め付けないようにしましょう 
    腹帯やマタニティー用以外のボトムやお下着をつけていると知らないうちにお腹を締め付けていることがございます。
    腹帯を緩めたることやゆったりとしたお洋服にお着替えすることで、張りが軽減することもございますので、試してください。

赤ちゃんに影響はないの?

お腹が張っているとき、赤ちゃんは苦しくないのか心配になりますよね。
赤ちゃんは羊水に浮かんでいるので、特に苦しさは感じていないようです。お腹の張りがあっても胎動を感じていれば赤ちゃんは元気な証拠です。
生理的なお腹の張りの場合は赤ちゃんにも妊娠経過にも影響はないのでご安心ください。

ですが、お腹の張りが続くことで赤ちゃんの臍の緒が絡まっている場合は、心拍が低下したり、低酸素になることもあります。
診察でお腹の張りと赤ちゃんの反応をNST(ノンストレステスト)という方法で観察できます。心配なときはかかりつけの先生に相談してみてください。

お腹の張りは赤ちゃんからの「休んで」のサインともいわれています。
張りを感じたら無理をせず、できるだけリラックスして過ごしましょう。

(参照:AMOMA

お腹が張っているときはマッサージや外出は避けた方が良いですか?

お腹の張りがあるときは基本的には安静にしていただくのが一番です。
外出先ではすぐに横になるのは難しいため、注意が必要です。
ただ、外出をすることで気分転換にもなるので、お腹の張りが落ち着いているときは、ご自身の体調と準備を整えてから外出しましょう。
もし外出中にお腹の張りを感じたら椅子などに腰掛けて落ち着くまで安静にしてください。

コリや冷え、ストレスなどが原因となっている場合はマッサージなどでリラックスしていただくことでお腹が緩んできます。
ただし、危険なお腹の張りの症状がある場合は医療機関の受診をおすすめしております。

天使のたまごでできること

天使のたまごでは、顧問産婦人科医監修のもと、お一人おひとりに合わせて丁寧にカウンセリングさせていただき、鍼灸やマッサージの施術を行なっております。
アロマの香りに包まれながら全身をほぐしていくことでリラックスでき、筋肉の緊張も和らぎます。また、定期的なケアすることでお腹の張りが起きにくいお身体づくりができます。

ご不安がある場合は医師の診察を受けることも可能ですので、お気軽にご相談くださいませ。

まとめ

お腹の張りによるお痛みがなかなか治まらなかったり、いつもと違う感覚がありましたら、すぐにかかりつけの産婦人科で診てもらいましょう。お腹が張るということは赤ちゃんからの何らかのサインかもしれません。
また、お腹の張りは普段の生活やストレスがかかわっているともいわれております。まずは身体を休めてリラックスしてお過ごしくださいませ。

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