8時間目 「酵素温浴の酵素って?」今回は当院に導入している酵素温浴についてです。現在、日本を始め、世界各国で空前のスパブームとなっています。そのブームに乗り、スパセラピストという認定資格も作られています。スパとは「水」を使った治療が語源らしいです。私たちも治療院を立ち上げる前に温浴施設の導入をいろいろ考えました。一般的なジャクジー、ゲルマニウム温浴、岩盤浴など流行の導入も考えましたが、当院にとっては問題点が多く、断念しました。結局、酵素温浴を導入したのですが、まだまだ知名度が低いので、酵素温浴に使用されている「酵素」、「酵素温浴の特徴」についてお話したいと思います。 酵素という言葉を皆さんは聞いたことがあるでしょうか? 戦後、欧米からもたらされた栄養学では、炭水化物、タンパク質、脂肪の三大栄養素が、人が生きていく上で必要な栄養素としてもてはやされました。その後、炭水化物を摂っても、それだけではエネルギーとしてうまく代謝しないということで、ビタミン、ミネラルが加わって五大栄養素となりました。そしてさらに、体内では消化されないからと、それまで見過ごされてきた食物繊維が6番目に加わりました。もちろんこれらの栄養素も大切です。しかし、ビタミンやミネラルよりも、私たちの生命を維持する上でもっと大切なものがあります。それが酵素です。 私たちの身体の中には3000〜4000種類の酵素があり、食べ物の消化吸収を助けたり(消化酵素)、60兆すべての細胞の代謝活動や、神経伝達物質・ホルモンなどの生理活性物質の合成・分解を助け(代謝酵素)、健康を維持していくために働いています。 当院で導入している酵素温浴は、檜をさらさらなパウダー状にしたものに、多くの薬草・野草から抽出した約380種類の酵素や蜂蜜等を加えて、自然発酵による熱で入浴します。 「熱いけどガマン!」というサウナやお風呂と違って酵素温浴は適温でゆっくりと温めるため入浴後も体の温かさが持続する、大変身体に優しい温浴です。また心地よい檜の香りで、森林浴気分を楽しめます。 砂風呂の砂をヒノキパウダーに置き換えたようなイメージですが、砂と違ってヒノキパウダーはふわふわして非常に軽く、負担が少ないのが特徴です。ヒノキパウダーは空気を含んでいますので、20〜30分間全身を埋めていても皮膚呼吸が妨げられることがありません。また水分含有量が低いので、皮膚がふやけてきて発汗が停止するといったこともありませんので、身体に負担をかけることなく温浴することが出来るのです。 では、東洋医学的に酵素温浴をみていきましょう。 ヒノキは「木」であるため、東洋医学的には「肝」に属します。肝は、気血の流れ、精神状態の調節、消化の調節などを行ない、また、血を蓄え、筋、目などを支配しています。この肝のトラブルにより、イライラして、うつ状態になったり、気血の代謝が異常を示し、眼精疲労、痙攣、足がよくつるなどの症状を起こします。そこで酵素のお出ましです。ヒノキは「木」に属するので、前後の臓腑である心(火)、腎(水)と関係があります。この三者とも「血」と密接に関わります。そして、血と気の関係は次の言葉のように説明されます。「血は気の母たり、気は血の師たり」。血は気を運ぶ母体であり、気に十分な栄養を与えています。すなわち血は気の基礎物質であり、気は血や水(津液)に依存しなければ体内に存在できないのです。また、気は血を統帥しています。気は陽に属し、機能活動を担い、血は陰に属し物質の基礎です。血が絶え間なく循環しているのは気の物質を推し進める力があるからで、さらに、気は血を作る働きがあります。そこで、「気が行けば、血が行き、気が滞れば、血が凝る」といわれます。これにより木、つまり肝へ作用するため、気血の流れを良くし、精神状態を緩和して、リラックスさせることができると考えます。 是非、お試しあれ! |
←スタディルームTOPへ ▲ページTOPへ


