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2時間目 「四 季」


 
2時間目は、「四季」というお話です。毎年、何気なく、季節が変わっていきます。着ている衣服が変わり、旬の食事を食べ、季節に応じたレジャーなど、意識をしなくても、いつも私達と密接に関わり合っています。では一体、季節(春夏秋冬)はどういう考えから成り立ったのか一緒に勉強していきましょう。

 私は鍼灸の世界に入り、中国の歴史に触れることで多少ではありますが、自然の摂理というか法則に接することができました。ですので、まずはちょっとした歴史の話から今日のテーマについて話をしていきます。

 中国の先人たちは石器時代に別れを告げ、新たな文明を作り、大自然から脱却しようしていました。しかし、逆に大自然と密接に関わり合うことを考え、易経(えききょう)と養生学を完成させました。ちなみに、大自然と密接に関わりあうことを「天人合一(てんじんごういつ)」といいます。

中国最古の古典として「易経(えききょう)」があります。一体いつごろの本かといいますと、紀元前です。「易」の文字は占いで用いられているのをご存知ですか?今でいう占いが「易」なのかもしれません。しかし、この「易」にはしっかりとした理屈があるのです。「易」を分解すると、「日」と「月」に分類されるのがわかりますか?つまりこれは「陰」と「陽」を表すのです。多くの方は陰陽のマークを見たことが有りますよね。数年前に流行った陰陽師(おんみょうじ)で出て来たマークです。中国の古い言葉で「一陰一陽、之を道と謂(い)う」という言葉が有ります。これは陰になったり陽になったり無限に変化を繰り返す、これを道という」という意味です。次に「経」は、道や理を表すもので、天の理や人の道を示したものを「経」といいます。つまり、「経」とは神聖で権威のある書物のことをいいます。

 すべてのものは陰と陽に分けられます。例えば太陽は「陽」、月は「陰」に分けられます。棒をまっすぐ立てると、影が出来ます。影の長さは季節や時間によって異なりますよね。そこで、影が最も短いときを夏至、最も長いときを冬至としました。さらにお互いの中間を春分、秋分にして四季が出来ました。

この四季が成立することで人々は春に種まき、夏に成長、秋に収穫、冬に貯えるという法則が成り立ったのでしょう。このような自然の摂理に身を任せ、人々は生活スタイルを確立し、文明が発展することができたのではないのでしょうか。

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